【化物語】アニメ動画の感想と評価！U-NEXTで楽しめるシャフトの名作

最近はパチスロにもなった人気作「化物語」がU-NEXTの見放題で楽しめます。今もなお展開を続ける「物語シリーズ」の記念すべき1作目となっているので、まだ見てないという方はぜひ見ておきましょう。

化物語とは？

化物語は西尾維新の書く小説をシャフトがアニメ化した作品。2009年に放送され、高い人気から多くの続編が制作。現在では物語シリーズのひとつとして、劇場版なども作られています。そんな物語シリーズの1作目。源典となるのが本作。テレビ放送の後に数話がWEB公開されたので話数は1クールにプラスアルファの15話となっています。多すぎとしては主人公である阿良々木暦が怪異にかかわった少女たちと出会い、怪異にまつわる問題を解決していくというもの。基本的に数話で1つの話が終わるような構成です。

特徴的な会話シーンと演出

化物語の特徴は主人公である阿良々木暦とヒロインの会話シーン。様々なギャグやパロディの入ったコミカルな会話シーンが繰り広げられます。アニメではそんな会話シーンに飽きないよう特殊な演出が多く挿入されており、新房昭之監督らしさが見て取れます。癖があるので好みは分かれると思いますが、急に作風がガラッと変わったり、やたらとセクシーショットが挿入されたり、実写や文字だけのカットが入ったり。初めのうちは困惑するかもしれませんが、テンポのよい会話と相まって慣れてくると癖になります。場合によっては話の大半が会話だけで終わるにも関わらず、30分間飽きずにみられるのは流石といったところでしょう。このスタイルにつていは、のちの「偽物語」や「猫物語」でも一貫しています。

キャラクターデザインは渡辺明夫

本作のキャラクターデザインを務めるのは、ぽよよんろっくの名前でも知られる渡辺明夫。原作のイラストを上手くアニメに落とし込んでいます。また同時に総作画監督も担当していることから作画の崩れもかなり少なめ。全話を通して綺麗で可愛いヒロインを見ることができます。

魅力的な5人のヒロイン

化物語は「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」「なでこスネイク」「つばさキャット」の5編からなる物語で、それぞれの話に違ったヒロインが用意されています。渡辺明夫のキャラデザも相まって、どのヒロインも非常に魅力的。戦場ヶ原ひたぎは言動の怖さはあるものの主人公のことをしっかり考えてくれていますし、羽川翼には委員長らしい世話好きといった感じが魅力的。三つ編みにメガネという見た目もらしさを演出します。神原駿河は気さくなスポーツ少女でちょっと変態。ボーイッシュな沢城みゆきのボイスがピッタリです。千石撫子は主人公のことを兄のように慕う年下の女子。彼女がメインの回に使われるOP曲は花澤香菜の声と相まって癒しを与えてくれます。

さて、ここまで4人のヒロインを紹介しましたが、個人的に特におすすめしたいのが「まよいマイマイ」に登場する八九寺真宵。大きなリュックに膝には絆創膏、笑顔の際の八重歯がキュートという小学生。ヒロインの中では最も年下であることからテンションも高く、主人公との掛け合いシーンは本当に笑えます。可愛い作画と共に発せられる「かみまみた」は何度見返してもいいものです。

オープニングは入れ替え制

アニメ作品では1クール同じオープニングを使うというのが当たり前なわけですが、本作の場合は少し変わっていて、ヒロインが交代するごとに曲と映像が変化します。ようは全15話に対してオープニングが5つあるということ。いくら格好良いオープニングも12回も見ると飽きてきますからね。これは良いアクセントになりますよ。話にひと段落着いたら、次はどんなオープニングが流れるのかというわくわく感。これも本作の魅力のひとつです。ちなみに、オープニングで個人的におすすめなのは八九寺真宵がメインの時に流れる「帰り道」。真宵の可愛らしくコミカルな雰囲気がよく反映された曲と映像になっています。また、千石撫子の回に流れる「恋愛サーキュレーション」もインパクトが強く、放送当時はかなり話題となりました。

続編も見てほしい！

冒頭で話したように化物語は物語シリーズの1作目。この後に「偽物語」や「猫物語」が続きます。これら2作であれば同じくU-NEXTで見放題配信されているので化物語が気に行ったらぜひ見てみてください。主要スタッフや制作会社が同じなので楽しめるはずです。