Hulu（フールー）で「震える舌」を観た！日本の本当に恐いホラー映画です

「震える舌」という日本のホラー映画がhuluで配信されていたのでついつい見てしまいました。なんで今この映画？ という疑問もありましたが、野村芳太郎監督の特集なのでしょうか。他にも「鬼畜」や「張り込み」などが同時に配信されていましたね。まぁ、唐突に不思議な作品のラインナップで映画が配信されてくるのもhuluの魅力のひとつだと思うので良しとして…。

この作品を観るのは二回目ですが、やっぱり恐い。話は七十年代後期、埋め立て地に建てられた新興団地の空き地（造成される途中で放置されていた）で女の子が怪我をするところから始まります。まぁ、ストーリーも何もこの怪我が元で女の子が破傷風になってしまい、家族が大変な思いをするというのがこの作品の大筋です。非常にシンプルな話です。

が、子役の女の子の演技が恐い。破傷風の症状で大きな音や強い光に反応して痙攣の発作が本当に何度も、何度も繰り返されるのですが、それが観ているこっちまで苦しくなるような恐ろしい演技で、「ちょっと今の映画では子役にここまで要求できないだろうな」と逆に冷静になっちゃうくらいに凄まじい。いやはや、見終わった後は放心してしばらく動けなくなってました。

しかし、おばけも殺人鬼も出てこないのにこれだけの恐怖を表現出来るのはすごいことですよ。なんせ、破傷風ですからね。地味に恐い。まさにジャパニーズホラーですね。